2007年7月27日
 

    健やかなこどもは「早寝・早起き・朝ごはん」

     『第13回ハットリ・キッズ・食育・クッキングコンテスト』

   7月26日 実施!

    応募281通の頂点は、沼間菜津希さん(小6)

優勝レシピは「バターフルーツのフレンチトースト、

カラフルビタミンシャーベット、ミックスベリーのプルプルヨーグルト

調理師や栄養士など、“食”のスペシャリストを育成し、「食育」の  普及・啓蒙に努める服部栄養専門学校(所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷、学校長・医学博士:服部幸應)では小学生とその保護者を対象とした料理コンテスト『第13回ハットリ・キッズ・ 食育・クッキングコンテスト』を2007年7月26日(木)に開催しました。

今回のテーマは「ビタミンいっぱい!朝ごはん」。このテーマをもとに、全国からオリジナリティ溢れる自由な発想の料理レシピが281通届き、書類選考を通過した10名が本選に出場、腕を競いました。本選は規定競技(りんごの皮むき、キャベツの  千切り、鯵の三枚おろし)と、オリジナルレシピを実際に調理し、服部校長をはじめ、「クイーン・アリス」オーナー シェフ石鍋裕氏、京料理「菊乃井」主人村田吉弘氏、中華四川料理「龍の子」オーナーシェフ安川哲二氏、 カラーイメージコンサルタント・潟Cンプレッション代表取締役菅原明美氏、服部栄養料理研究会会長服部  津貴子氏ら著名人が試食を含めた審査を行ないました。

熱戦を制したのは、『バターフルーツのフレンチトースト、カラフルビタミンシャーベット、ミックスベリーのプルプルヨーグルト』の3品を作った、千葉県白井市の沼間菜津希さん(ぬまなつき; 小6/11歳)。フルーツの程よい酸味が 身体を目覚めさせる「バターフルーツのフレンチトースト」やドレッシングを凍らせて夏の朝にふさわしくひんやりおいしいサラダを作るなど、オリジナリティに富みかつ一日のはじまりに 必要な栄養バランスの良い朝食と審査員から高い評価を得ました。服部校長に優勝者として名前を読み上げられたときは、信じられないといった表情でしたが、服部校長に優勝カップを手渡され、ぱっと表情が 明るくなりました。将来の夢を聞かれて「パティシエになりたい。」と瞳を輝かせました。

また準優勝2名には本選規定時間60分で手際良く、トマトやオクラ、長芋をスープゼリーで寄せた「ベジタブルケーキ」やサンドイッチをロール状に作った「ぐるぐるパン」など3品を作り上げた柳萌絵さん(やなぎもえ;小2/7歳)と、出場最年少で健闘した中川結彩子さん(なかがわゆいこ;小1/7歳)のオリジナルレシピ「ビタミンカラフルマーケット;森の中のハートバーガー、お肌つやつやトロトロスープ、あまいトマトはデザート気分」が選ばれました。

中川さんは「苦手なレバーを食べられるようになろう」とお母さんと工夫してハンバーグにすることを思いついてから練習を重ねての出場。小柄な中川さんが表彰状を受け取ったときにはひときわ大きな拍手がわきました。

 

今年はどの作品も手がこんだ力作揃い、選考にも時間がかかりました。「本当は皆に賞をあげたいのだけれど」という服部校長の言葉で、今年は特別に規定競技(りんごの皮むき、キャベツの千切り、鯵の三枚おろし)で最高点を獲得した出場者に「技術賞」が設けられ、中田莉可さん(なかたりか;小5/10歳)が選ばれました。また  審査員に一人の石鍋裕氏がディズニー・ピクサー映画「レミーのおいしいレストラン」の監修を担当されたこともあり急遽「レミー賞」も設定され、須谷星斗くん(小2/8歳)が受賞しました。
 閉会式において服部校長は、総評として「今年は賞を増やしてしまったほど良い作品がたくさんありました。 朝ごはんを食べないこどもが増えているいま、皆さんがこうしてご家族で朝食のことを考えていただくのは、とても 良いことだと思っています。朝ごはんは一日の活力の源です。エネルギーとして身体にパワーを与える朝ごはんを食べてください。こどもの皆さんは、たとえばりんごを食べるときに自分で皮をむくなど、自分の手をかけてみると「食べる」という行為の大切さがわかってくると思います。このコンテストをきっかけに、これからもお料理作りは続けてください。良い食の経験を重ねて行きましょう。」と述べました。

◆「食育」を親子で体感

服部幸應氏は「食育」(食を通じた心身両面の健康づくり)を提唱し、 その理解・浸透に積極的な活動を展開しており、本コンテストもその一環として開催されるものです。

「テーマにもとづいたレシピを創造し、実際に手と頭を使って作り上げる」作業は、ひとつのことを探求する体験に結びつき、料理という分野を通じて食「文化」に触れる機会を与えることができます。そして「美味しい」のひとことで達成感に瞳を輝かせる子供たち、優勝を逃がして悔し涙を こらえる子供たちの喜怒哀楽に触れて、「感情のある親子コミュニケーション」を実感してほしいと考えております。

 

 

 

 

−この件に関するお問い合わせ先−

<ハットリ・キッズ・食育・クッキングコンテスト事務局>

株式会社 ユース・プラニング センター

担当 高橋

TEL03-3406-.3411

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