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出前授業 2010年1月 大阪府

【テーマ】朝食の大切さと食事バランスについて

【対象】小学校5年生 4クラス(各クラスごとに教室で実施)


【使用教材】

☆食事バランスガイド布タペストリー(販売サイト 食育.com)
☆そのまんま料理カード

【授業展開】

@つかむ
「朝ごはんを食べなかったときの自分の体はどんな感じがするか?」
ということを考えさせ、発言させたところ、
「頭がボーっとする」「お腹が痛くなる」「だるい」「フラフラする」など
たくさんの答えが返ってきました。

それから「朝食について考えてみよう」という流れで授業を展開していきました。


 

Aふかめる
今日食べた朝食を料理ごとに思い出して書いてもらい、朝食を食べることができなかった子は昨日の夕食を書いてもらいました。中には朝食や夕食の内容が思い出せない子もおり、最終的には学校の給食を書く子もいました。

■なぜ朝食が大切なのか

<1>
脳のエネルギーとなり、勉強が頭に入る

<2>
体温を上げて、元気良く動けるようになる

<3>
うんちが出てお腹がスッキリする


大阪 出前授業風景

■栄養バランスって何だろう? 食事バランスガイドを用いて

食事バランスガイドを用いて栄養バランスについて展開していきました。
食事バランスガイドについてすべての意味を伝えることは少し難しいと思い、色がぬられている部分の意味やコマの形の意味を重点的に伝えることにしました。

どの色のコマのどの部分にどんな料理が入るのか、また、ご飯やパンなどを主食、大きいおかずを主菜というような料理の分類の名称と、また、コマのかたちはどれくらい料理を食べたらいいのか表現しているという程度に抑え、SV(サービング)についは触れませんでした。

コマの模型を使ってコマはバランスが良い形だとくるくる回るということ、何かが欠けてしまったり、はみ出してしまったりするとコマはまわらないことを子どもたちに見せ、それが自分たちの健康を表していることを伝えました。




■料理グループクイズで理解度を確認

料理カードと食事バランスガイドが書かれている大きい用紙を配布し、どの料理がどのコマの部分に当てはまるのかをグループごとで考えるゲームを行いました。

シンキングタイムではみんなで楽しく考えている様子が見られ、中にはフルーツヨーグルトや親子丼などコマの主食と主菜、果物と乳・乳製品にまたがるようないじわるカードを加えていたので解答に苦戦しているグループも見られました。しかし中には、ひっかけ問題をかいくぐって正解を出している子どもたちもいました。

そしてグループごとで発表をさせた後は自分が今日食べた朝食を主食や主菜などの分類に変換させ、コマのどの部分に当てはまる料理を食べたのかを確認させ、授業の内容は終了しました。


食事バランスガイド

Bまとめ・評価

子どもたちの感想はとても新鮮で、授業を実施した私にとって非常に嬉しい感想ばかりでしたのでいくつか紹介しておきます。

「今まで食べていたものは栄養が少し偏っていることが分かった。これからは好き嫌いせず食べようと思った」

「食事バランスはコマのような絵だったからよく分かった。食べられないものは別の食べもので補ってみる」

「食事バランスガイドの勉強をして、食事のバランスが大事なんだと思った。
朝ごはんはすごい働きを持っているんだと驚いた。
これからはバランスに気をつけて朝ごはんをしっかり食べようと思う」

「毎日コマをよく回せるように頑張りたい」

「授業を受けて、『食事バランスガイドのコマがぜんぜん回っていない!』 から『栄養とらないと!!』と思った。これからはいろんなものを食べようと思う」

「これからは早寝早起きをして朝ごはんを忘れないように食べる!」

「お母さんに伝えて、「食事バランスガイドのコマ」をしっかり回せるようにしたい」

大人や保護者がどうしても食べさせることができないならば、 子どもたち自身に意識させる、それによって子どもたちから大人へ働きかけることもできると思います。

そのような行動変容が起こる授業ができればいいと思い、
最後には「家に帰って家族の誰かに、今日学んだことを一つでもいいので
何か伝えて欲しい」と子どもたちには伝えました。

それが子どもたちが健康に過ごせることへの一歩になればいいと思っています。

 
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